シエラレオネに車を輸出、通関でかなりバトッたのを体験した話

お仕事

シエラレオネに車を送るとか言う友人。ドバイからランクル新車を20フィートコンテナで入れると言う話。おもろそうなので車受け取りに行くときについていった話です。

簡単に言うと、コンテナヤードのある保税区はかなりカオスですね。外国人ほとんどいない。というか、それらしき姿ほぼ見てないです。そう言う場所を見れたのは貴重な体験でした。

 

通関作業に必須のエージェント選択

自分がやったわけではないので、このエージェント選択に関して詳細は不明です。今回は私の車をスウェーデンから入れてくれたエージェントつながりでの社会見学会です。

スラマーとバシの二人は普段から車の輸入販売を手掛けているから通関作業は慣れています。

ただ、今回はクライアントのかなり細かい指示があったのが難しかったようで、普段と違うことをしなくてはならないときにクライアントの要求に完全には添えなかった模様です。なぜなら、彼ら二人だけで決めれないファクターがかなり多いからです。

エージェントは通関に際し、担当の通関職員を得ているようです。今回の職員はソンゴ。ちなみに担当者は手数料と言う名目の大量のお金を要求してきます。だから、通関職員はだいたい金持っている格好しています。革命とか起こったら真っ先に殺されるタイプですね。不当な手数料要求しまくっているのでかなり恨まれているでしょう。

エージェントの選択ですが、これはコネですね。コネがなければfacebookで誰か助けてくださいと叫べばわらわらとエージェントは湧いてくると思いますが、エージェントに騙される、金を持ち逃げされると言う話はかなり多いのでお気を付けください。

 

Queen Elizabeth II Water Quayで関税を納める


クライアントがスラマーとバシ以外でもう一人ジェイケイと言うエージェントともつながりがあり、そのジェイケイが車を乗せた船がフリータウン着いたと言うから、みんなでお金を払いに行く。

行く場所はQueen Elizabeth II Water Quay、通称ワタキー。コンテナヤード、保税区と言う場所か。エージェントが税関職員とやり取りして、必要なお金を近くの銀行で支払うシステム。

お金を払いに行こうとして書類をそろえるエージェントたち。そして何かおかしいことに気づいて調べてくれたら、まだ船は到着してなかった。ジェイケイのミスです。

このゴタゴタで半日以上僕らは車で待機という時間の浪費をくらわされたが、こんなもの想定の範囲内なので問題ない。ただ、疲れたね。

シエラレオネの関税

これはっきり簡単に言うと、決まりはあってないようなものです。

2020年モデルのランクル。つまり新車。メーターも走行距離0kmでコンテナに入っている。

資料によれば関税は5%とか書いてあるけど、そこに消費税15%とか。

さらに税関係員への贈呈金と言うわけわからんお金が発生する。

賄賂じゃないですよ。わいろと言うのは普通出来ないことをお金渡して優遇してもらう行為でしょ。こっちが何も悪いことをしておらず、金よこさないと車を出さないと言う、公然たる強盗行為。

しかし、これに腹を立てるくらいなら発展途上国に来ないほうがいいです。日常茶飯事なので。

この部分金額見せてもらえたらもうちょっと詳しく書きたいですね。

ただ、日本のようにきちんと書類提出し、関税も支払えば問題ないとか言う思考は大問題です。

 

シエラレオネ通関バトル第二日目

水曜日に船会社から電話があった。今回の船はbollore

Home - Bolloré

後々分かったんですが、この会社で通関もやってくれるようなので、ワンストップで依頼したほうが良かったんじゃないかと。そしたら、コンテナそのまんまで家まで配送してくれるらしいので。

実際、ボロレーのシエラレオネ支社はワタキーの目の前一等地にある。さすが大企業やわ。

つか、この会社コンテナ混載で日本まで物運んでくれへんかなと後になってふと思った。次回突撃訪問してみたい。

ボロレーの支社でかいのにgoogleマップに載ってない。さすがやな。ワタキー駐車場の目の前、白と青の建物でサインは掲げてはりますのですぐにわかります。

 

で、電話内容は船が到着したと。で、よくよく調べてみたら到着してない。エージェントがボロレーの偉いさんとつながっているので、再確認してみたら船は金曜日に到着予定と言うことだった。そして、激怒するボロレー上司、クライアントに誤りの電話を入れる担当者。

なんやこのグダグダな状況は?

トレースできるので、トラッキングナンバーでクライアントが調べてみたらネット上でも確かに金曜日到着予定って出ている。担当者さすがやな。そら上司に怒られるわ。

 

関税及び手数料もろもろを支払う

金曜日に確かに船は到着したらしく、土曜日にお金を振り込みに行こうと言うことになる。

エージェントに言わせると、船が到着しないとお金を支払えないとか。

今回のお金は83,000,000レオン。日本円にすると90万円くらいかな。USDだと8300ドルくらいになるから83枚のお札で収まる。ところがシエラレオネレオンでしか支払いが受け付けられないというので、8300枚の札束を持っていく羽目になる。一部1万レオン札ではなく、5千レオン札の束も混じっているから10,000枚くらいの札束。これめちゃ安全面で良くないんやないの?

なぜか私めちゃ信頼されていて、1万枚くらいのお金を守る係になってしまう。

足元に保護して車の中で待機半日w

ワタキーの周りの銀行は土曜日でも半日開いているらしい。

エージェントにお金を渡して私の任務は終了。

エージェントが信頼できない人なら、ここでお金を持ってトンずらされる。

83,000,000レオン、一日1万レオン以下の生活水準なここの国、この金額は現地人貧困層の20年分以上の生活費になる。そらぁ持って逃げてもおかしくないわな。

何度も言うように、エージェント選びがこの国の最大の問題で、そこをクリアすればほぼうまくいくんちゃうかなと私個人は見ています。

第二日目はお金払って帰宅。キシーロードからセントジョーンズまでの数キロがシエラレオネで最も渋滞するゾーンで、その道を通っていかなくてはいけない。大渋滞をいつも体験するたびに、何ちゅう時間の浪費やと思うけど、とりあえずシエラレオネに慣れる。これもシエラレオネスタイル、こっちで言うサルーンスタイル。サルーンかサローンかは知らんけど、シエラレオネのことを地元民はそう呼ぶ。シエラレオネ人はサルーンマン、サルーンウーマンって感じで。

 

第三日シエラレオネで車ゲットだぜ!!の予定だった・・・・・・

週明けの月曜日朝からエージェントの皆様が動き、昼から車出るとか言う話になっていた。

それで、連絡あって一緒にワタキーに行くと言うので、のんきに昼はBASHAでシャワマ食べてました。

>>フリータウンのうまうまチキンBASHA

昼過ぎにワタキーにつき、服とバッジを買う

ワタキーの駐車場で売ってます。服が2万Le、バッジが1万だったかな?高くなかった。それだけしか覚えていない。

ワタキーの入り口で入場券を買う。一日1万Le。これ誰でも買えるん?と聞けば簡単に買えるらしい。本名を言って買わないといけないけど、私の日本語名が何度言ってもわからないらしい。

お前の名前長すぎるからフォーディにしろとかわけわからんこと言われる。

エージェントに連れられて歩いていく。↑の写真は出口となるゲート。車はここから出す。

ヤバいぼろさのトレーラーが行きかう保税区内。安全服は必着

現場についたら、いつの間にか車はコンテナから出されていた。

クライアントが出した条件は

1・車をコンテナから出すとき立ち会う

2・車をコンテナから出したその日に持って帰る

いきなり1が守られていないことになんでやねん!!って感じのクライアント。

そらぁ怒るわ。全く顧客の話を聞かない税関係員。

その税関係員を選んだのはエージェントらしい。これ完全にハズレちゃうか?

クライアントが必要な書類を車に忘れたから取ってきてほしいと私に依頼。私はその場を離れる。

帰ってきたら、車はワタキー保税区内駐車場に移動してた。

戻ってきて聴かされた一言は、この日は車出せない。どうやっても無理なようだった。

ここからクライアントとエージェントで激しく話し合いがなされていたけどクリオ語の嵐に私は横でアホ面しているだけでした。第3日これで終了~~

シエラレオネ保税区の危険

ここでいろいろ学んだことをシェアしておこうと思う。

なぜ車をコンテナから出したその日に持って帰りたいのか?

このワタキーの駐車場は窃盗がかなり多いと有名。

夜中に車の部品とかを盗んでいく。

ここ、国家管理区域内で、入場も規制されてセキュリティーもガチガチに多い。つまり、内部の人間が平気で物を盗んでいく。

実際クライアントは前回車を入れた時にタイヤを盗まれたらしい。

ヤバス!!!

 

通関エージェントの苦難

あとでわかったんですけど、エージェントは中古車専門で新車取り扱い極めて少ないらしい。パーツが盗まれてもそこ買ってきたらええやんと言う感じもあったようです。

さらに、エージェントはクライアントの要望を税関係員にきちんと告げていたけど、係員がエージェントの言うことを相手せず、自分のやりたい方法で適当に処理した。

エージェントに文句を言うクライアント。言うことを聞いてくれない係員。

エージェントは中間管理職ですな~~見てるだけで胃が痛くなりそうです。

クライアントは不安のうちに一夜ワタキーの駐車場に車を放置して帰ることになりました。

 

シエラレオネ保税区内の駐車場料金

通関処理が終わっていない車がぼつぼつ置いてあるのが駐車場。中にはどう見ても長期間放置されている車もある。

・運んできても関税を払えなかった車

・関税払えるけど処理でもめて放置されている車

・処理が長引いて駐車料金を払えない車

このような車が結構ある。コンテナから出して3日以内?5日以内どっちかはわからんけど、持って帰らないと駐車料金がかかるらしい。

上記のような諸事情でどうしようもなく放置された車は最終的にオークションにかけられてうっぱらわれる。ただ、オークションの車は長期放置された後の車だから色々修理が面倒そうですな。

あと、駐車場の車見たら事故車も結構多い。部品取りする予定なんだろうな。おいてある車のかなりが激しくボロい。

 

シエラレオネ通関ラプソディ第4日目

エージェントにプレッシャーをかけるクライアント。クライアントが先にワタキーについて、もうこっちはすでについてあなた方を待っていると言えば、エージェントも早くせなと思うだろうと。9時にワタキーの駐車場に着いた私、クライアント、バシの三人。

税関係員のソンゴが手配したと言うから私の車でゲートを通過し中まで入る。

何で車で入ったかと言うと、軽油をハンドキャリーしようとしたけどワタキーのゲートで持ち込み禁止と止められた。それなら車に乗せてゲート突破したらOKとなった。

 

車のゲートのほうに行くと・・・・・・

ワタキーから出るトレーラーが荷崩れ起こして立ち往生してた。おかげで大渋滞が発生。

その結果、トレーラーが動き始めた瞬間、私たちの車はチェックもされずにさっさと中に入ってくれと誘導されることになった。税関係員ソンゴの名前を出すこともなく、電話でチェックとか一切なくまるでVIP待遇。はっぴ~~~って感じだ。普通こうはいかないらしい。

ちなみに荷崩れしてたのは米だけど、見てたらそらぁ崩れるわって感じ。

11時過ぎにソンゴが来て、車のチェックをする。

14時に車出ると言う話だがとクライアントが言うと、何言うてんねん16時やと笑って言うソンゴ。

ここからクライアント怒る。まぁ怒って当然やな。前日約束してたの鼻で笑って蹴られたわけですから。

11時現在、5時間どこで何せい言うねんwww

というか、5時間もなんでかかるんや?前日さんざんヤイヤイ言ってたクライアント。

もう二度とお前を係員として指名しないけどいいんやなとプレッシャーをかけていく。

当然やわな。こんな炎天下で4日もかけて処理させて、さらに細かい待ち時間一切ここには書いていないけどトータルで10時間以上ぼくらは待機している。

当然係員に指名されないと言うことはぼったくり手数料をソンゴは今後ゲットできない。それ分かってんのか?とクライアント言う。

というか、そんなん言われないとわからん係員あかんやろ。エージェントの係員チョイスミスだな。

かなりハズレを引いてしまったようだ。

なるべく早く出すようにすると言うソンゴ。

じゃ今時間あるからランクルの中のチェックするわと言うクライアント。

OKを出すソンゴ

チェックし始めたらあわてて、早く終われここは監視カメラ付いてていやってはいけないんだ!とか言い始める。

そして僕らは気が付いた。ソンゴはかなり適当な人間で、なんでも軽く答えてしまうからやっては池にこととかも平気でうんと言ってしまう。

ただ、言うならば監視カメラがあっても監視員は寝てるか、見ていないか、見ていても無反応やろなとみんなで笑いながら話してた。これまで出会ったシエラレオネ人見るとほんまそう思える。

ランクルのwタンクに予定通り軽油をぶち込む。私が給油監視員となり見張っておく。一応私日本の危険物乙4持っているけど、名前だけの資格になっている。

盗まないかの監視なんですよね。あと、きちんと両方のタンクに入れてくれるかのチェック。見張っているときちんとやるらしい。

なぜかこの時10人以上の人が周りに集まっていた。関係ない奴やってきて隙あらば物を盗もうとするとか。ここ国家管理区画でっせw

さらに、俺を雇ってくれ攻撃に会う。

その場で唯一の黒人ではない私。私がボスだと思われているらしいけど、私は見学者に過ぎないよぉ~~。で、やたらと自分をドライバーに雇ってくれと言ってくる人が寄ってくる。こいつらなんやねん?なんでこんな侵入の制限された区画でこんな自由にできんねん???クライアントとエージェントが追い払ってくれた。ここほんまヤバス!!!

 

その後、ワタキーの保税区近くの食堂でコーラ飲んで待機。また待機かい~~

途中トイレ貸してと言ったら、裏の壁にやってこいとトイレではない場所に案内されて、これがサルーンスタイルだとか。ここ、国家管理区画ですぜ?

14時半くらいに車出た!!とスラマーがやってきて言う。

えらい早いやないか~やればできるやんソンゴ~

そして僕らはゲートに向かう。

そこにはすでに仮ナンバープレートが張られたランクルが来てた。この目の前のゲートをくぐればすべてが終わる。4日間の戦うのフィナーレが始まるんや~~~

ここからも長かったw

ゲート内に侵入してた私の車もやってきて、あとは許可待ちになる。

なかなか許可が下りない。

why?

よくよく聞けばゲートの係員に手数料が払われていないから出すのをごねているらしい。

クライアントがソンゴに電話する。ゲートの係員がソンゴお前も来いと言っているでぇ~

解説すると、ソンゴがゲート係員に分け前を渡していないから、ゲート前にソンゴが行けばソンゴが手数料を出さなくてはいけなくなる。当然ここで言う手数料と言うのは、法的なものではなく、出させてほしくば俺個人に金をよこせと言うあのギャング的な金銭要求のことです。

1時間くらい炎天下かつトレーラーが行きかう黒い煙にまみれたゲート前で立たせられている。クライアントの堪忍袋の緒が切れたようで、エージェント、クライント、クライアントの係員など総出でゲートの責任者に詰め寄る。人数によるプレッシャーに負けたのか、そこで出れるようになった。

時刻は16時前。朝の9時についていたから7時間の戦いだった。

 

シエラレオネコンテナヤードの注意点

指定の場所まで出して持っていきますと言うようなワンストップのサービス会社でない限り、懇意界のような死闘を繰り広げなくてはいけない。

シエラレオネの業者の特徴は

・クライアントがすぐそばにいないと仕事しない

 

つまり、ワタキーまで行って待機して電話や直接会ってプレッシャーをかけていかないと誰も仕事をしてくれない。電話やメール一本でよろしく!!と言っても誰も動かない。

これはコンテナヤードに限ったことではなく、シエラレオネで仕事をする基本と言うことらしい。

 

まとめやその他の気づいたこと

今回車のシエラレオネ輸入を見させてもらったけど、保税区内の持ち帰り前の車を見てるとぼろい車が非常に多い。さらに事故車もかなり多い。

ぼろい車何に使うの?わざわざドイツから引っ張て来たと言う車。

タクシーが使うと言う話でした。

こんな車持ってきて利益あるんやなぁ。売れるんや~とびっくり。

あと、色々なエージェントがたくさん集まる保税区。ここに顔出しておけばかなり色々な業者と仲良くなれるなと感じました。

 

クライアントと話をしてて次回はボロレーに丸投げしたらどうなるかやってみたいと言うことを言ってはりました。

今回第三者として取引に連れて行ってもらい見学させてもらいましたが、非常に楽しかった。自分が当事者だったら楽しいとかないやろなと思います。

ボロレーに今度行って発送とかも聞いてみようと思っています。

なんとかシエラレオネのカカオやシアバターとかをどっかの国に売れないかなと画策。

以上、最後までご拝読ありがとうございました!!

 

>>シエラレオネで商売をする注意点

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました